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激動の世界を読む

米中対立の世紀と日本 戦後秩序再編へ誘導を=アジア調査会会長・五百旗頭真

日米安全保障条約改定調印60年の記念レセプションを前に、記念撮影に臨む故アイゼンハワー元米大統領の孫メアリーさん(前列左から4人目)、ひ孫のメリルさん(同3人目)、安倍晋三首相(前列右から4人目)ら=東京都港区の飯倉公館で1月19日、宮間俊樹撮影

 世紀が変われば、主役も変わる。20世紀を迎えた際には、前世紀から大躍進を遂げた米国、ドイツ、日本がパックス・ブリタニカ(英国による秩序)に割って入った。ドイツが第一次世界大戦を、そしてドイツ・日本が第二次世界大戦を引き起こして、ともに返り討ちにあい、敗れた。二つの大戦に決着をつけたのは米国であり、戦後の秩序づくりも主導して「アメリカの世紀」をもたらした。米ソを頂点とする二極体制の冷戦期であったが、日欧の復興を助けて仲間とした米国が優越する20世紀後半であった。

 21世紀を迎えて、中国が大躍進を遂げ、新たな主役となった。スケールの大きな大国としての条件に恵まれた中国の台頭は、ドイツ・日本の場合よりはるかに大きなインパクトを世界史に与える。超大国アメリカに挑戦する新興超大国・中国という事案は、人類史にあっても類例のまれな大イベントである。

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