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「80歳以上で持病」優先下船へ 陰性で宿泊施設待機条件に 横浜クルーズ船

緊急車両が行き交う中、停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=横浜市鶴見区の大黒ふ頭で2020年2月12日午後、小川昌宏撮影

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 厚生労働省は13日、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(乗員乗客3711人)の乗客のうち、80歳以上で持病がある人らを下船させる方針を決めた。ウイルス検査で陰性が確認された希望者が対象で、政府が準備した宿泊施設でウイルスの潜伏期間が過ぎるまで待機することが条件となる。

厚労省、クルーズ船で新たに44人感染確認

 80歳以上の乗客約200人のうち、持病がある人と、窓がないか窓があっても開閉できない船室で過ごしている人で、いずれも同室者も対象とする。船に残る約3500人の乗員乗客のうち、体調を崩すリスクが高い人を優先する。

 厚労省は、検査に必要な検体は採取し終えたといい、結果が分かり次第、希望者を募る。船は上陸前の「検疫中」の状態が続いていることから、検疫法に基づき乗客の帰宅は認めず、政府が用意するバスで宿泊施設に移送する。感染が確認された人は、これまでと同様に医療機関へ搬送する。

 政府は当初、感染者らは医療機関に入院させる一方、陰性の人や検査を受けていない人は、原則としてウイルスの潜伏期間が過ぎる今月19日までをめどに船内で待機してもらう方針だった。しかし、船内生活が長引くにつれて、持病がある人の体調が悪化したり、高齢者らハイリスクの人に感染が拡大したりする懸念が強まっていた。

 加藤勝信厚労相は13日の記者会見で「14日以降、下船のオペレーションを進めていきたい。80歳以上でスタートするが(年齢要件を)下げていくことを当然考えている」として、受け入れ先の確保状況などを見極めながら、対象者の拡大を検討する考えを示した。

 また、厚労省は13日、乗船者のうち重症者が5人増え、計10人になったことを明らかにした。うち8人は検査で感染が確認されている。この日は新たに44人の感染が判明した。また、12日に発表した感染者のうち10代が1人いたとしていたが、データの誤りで60代だったという。【横田愛、吉永磨美】

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