メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ALL FOR 2020

東京へ ともに歩む

毎日新聞

アスリート交差点2020

人一倍 過信改めた1次リーグ敗退=サッカー・大迫敬介

 今年最初の試合として、そして東京五輪前最後の公式戦として、1月にタイでU23(23歳以下)アジア選手権に参加しました。自分のパフォーマンスもコンディションも良かったのに、結果がついてこない。五輪まで時間がない中、1勝もできずに1次リーグ敗退で日本へ帰ってきたことに危機感しかありません。

取材に応じる大迫敬介=宮崎市内で2020年2月7日午後8時12分、丹下友紀子撮影

 1試合目のサウジアラビア戦で敗れ、波に乗り切れないスタートでした。その後も修正できなかったことが敗因でした。2戦目のシリアに敗れた後、選手だけで初めてミーティングをしました。その中でポジション同士の意見の食い違いや、守備陣と前線の選手で意思統一が全くできていないことがはっきりしました。互いに疑問を持ちながらプレーするからうまくいかない。もっと早くからコミュニケーションを取るべきでした。

 これまでブラジルなど強豪国に勝ってきましたが、チームがかみ合っていたわけではありませんでした。たまたま勝てたとは違いますが、勝ったことで過信につながった。今回の結果が本当の実力です。

新シーズンに向け宮崎合宿で練習する大迫敬介=宮崎市内で2020年2月7日午前11時7分、丹下友紀子撮影

 自分自身も、自信を持っているシュートストップで何度か相手の決定機を防ぎました。しかし、シリア戦では試合終了間際にカウンターを受けて失点し、1次リーグ敗退が決まりました。大会の中でできたこともありましたが、負ければ意味はありません。

 大会中はネガティブな記事が目に入っても、その度に見返してやろう、もっとできるとの思いでやっていました。でも1勝もできずにふがいなさだけが残り、その事実が帰国後は重くのしかかりました。所属する広島は既に鹿児島で新シーズンに向けたキャンプに入っており、焦りもありました。しかし、気持ちを切り替えるためにはサッカーのことを一度忘れる必要がありました。

 リフレッシュしたことで、また良い状態で練習ができています。広島はゴールキーパー(GK)コーチが代わり、新しいGKも入って一からの競争です。もう一度、代表でプレーするためには、まずは広島でポジションを取らないといけない。内容も大切ですが、チームに結果をもたらせるGKになりたいです。

試合前に聴く音楽や好きな歌は何ですか。

 これというものはありませんが、アップテンポの曲を聴くことが多いです。音楽は試合会場に出発する前のミーティング終了後から、会場でのミーティングまでずっと聴いています。モチベーションが上がり、集中することができると同時に、リラックスもできます。また、試合前に良いイメージを作りたい時は、試合での自分のプレー映像を見ることでイメージを作っています。

大迫敬介(おおさこ・けいすけ)

 鹿児島県出水市出身。サンフレッチェ広島GK。2017年、高校3年でプロ契約を締結し、19年2月にデビュー。日本代表は年代別の常連で、同年6月にA代表入りした。20歳。