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森のくにから

面積の8割を森が占める山梨は国内有数の森林県。人工林の伐採適期を迎え、木材利用や森林環境など「森のくに」の今を紹介する。

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南部のバイオマス発電所 間伐材など燃料、町内で 温水プール熱源にも、経済効果に期待 /山梨

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南部町の佐野和広町長ら関係者が出席したバイオマス発電所の起工式=山梨県南部町で
南部町の佐野和広町長ら関係者が出席したバイオマス発電所の起工式=山梨県南部町で

 人工林の荒廃や竹林の拡大に頭を抱える南部町に、林内に放置された間伐材などで発電する木質バイオマス発電所が建設されることになり、13日に起工式があった。全ての燃料材を町内で調達し、町営温水プールに熱源を供給するなど町と連携した発電所で、森林整備の促進や経済効果に期待が寄せられている。【山本悟】

 建設されるのは「南部町木質バイオマスガス化発電所」。建設設計コンサルタント会社(東京)や町の木材加工会社など3社が出資する「南部町バイオマスエナジー」が運営。町の体育館と温水プールが併設されている「アルカディア南部総合公園」東側の町有地約2000平方メートルに、鉄骨造り建屋を建設し、2021年1月の稼働を目指している。

 最大出力は一般家庭1000世帯の電力消費量に相当する800キロワット時で、発電力は電力会社に販売する。燃料は建材に利用できない林地残材や枝、根など年間7000トンを町内から集め、町内の会社で加工した木質チップを使う。

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