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女の気持ち

父の俳句 兵庫県宝塚市・中塚厚子(主婦・64歳)

 父が亡くなって今年で22年になります。先日、遺品として持ち帰っていた父の俳句手帳を何冊か見つけました。

 パラパラとめくると、父が、がんで入院していた頃のページがありました。筆圧が弱くなり、筆跡も薄く、消え入るような三つの句で終わっていました。最後の句は読めません。文字を書けなくなっても、書き留めようとした父の気持ちを思うと、心が震えました。

 父の心に会いたくなり、全ての手帳を読みました。そこには、私が見たことのない、感じたことのない父がいました。父の涙、寂しさ、悔しさ、諦め。涙が止まらなくなりました。

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