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肺炎患者集中の武漢で「市民記者」不明 4日の投稿最後に消息途絶える

消息が途絶えた中国人フリージャーナリストで人権派弁護士の陳秋実氏。4日のビデオ映像より=中国湖北省武漢市で、陳氏提供・AP

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 新型コロナウイルスによる肺炎患者が集中する中国湖北省武漢市で取材していた中国人フリージャーナリストで人権派弁護士の陳秋実氏(34)の消息が、4日のインターネットへの投稿を最後に途絶えている。中国でフリーの立場での取材は認められていないこともあり、その安否が気遣われている。

 「私は市民記者として、この災禍を取材する責務がある」。陳氏はそう説明し、1月24日夜の最終列車で武漢入り。2002~03年の重症急性呼吸器症候群(SARS)と今回の感染拡大について「いずれも事実の隠蔽(いんぺい)が原因となった。同じ過ちを繰り返さないためにはウイルス(感染拡大)より早く情報を伝えなければならない」と、訴えていた。

 武漢では当局に不都合な報道が規制されるなか、陳氏は患者が廊下まであふれる病院や検査キット不足を訴える医師らの声を次々とツイッターやユーチューブで伝えた。

 中国で記者活動は免許制で、陳氏のように権力から独立した「市民記者」の活動は認められていない。5日からは新型肺炎に関する言論統制も大幅に強化されていた。

 陳氏は「私の前にはウイルスが、後ろには中国当局が迫っている。だが、私は共産党を恐れない」と、拘束覚悟で報道していた。

 支援者によると、陳氏は6日に市内の臨時病院を取材した後、病院周辺で当局者に連れ去られた可能性が高いという。当局者によって強制隔離されているとの情報もある。【北京・浦松丈二】

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