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リニューアル後初の大賞は高野ユタさん 坊っちゃん文学賞 ショートショート限定

田丸雅智・審査員長(左)からトロフィーを受け取る高野ユタさん。本人の希望でマスクを着用して出席した=松山市役所で2020年2月14日、中川祐一撮影

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 ショートショートの文学賞にリニューアルされた「第16回坊っちゃん文学賞」(松山市主催)の審査結果が14日発表され、大賞に北海道の高野ユタさんの作品「羽釜」が選ばれた。松山市役所で開かれた表彰式で、高野さんは「リニューアルされた年に大賞をいただけてうれしい」と喜びを語った。受賞作は3月発売の雑誌「ダ・ヴィンチ」に掲載される。

 「羽釜」は、大学生の主人公が祖母と訪れた蚤(のみ)の市で購入した羽釜を巡る物語。羽釜に羽が生えて空を飛んでいくというあらすじで、ショートショート作家で審査員長の田丸雅智さんは「ダイナミックで大胆なアイデア。展開も素晴らしく、特に最後の一文にしびれた。文句なしの大賞で、リニューアルした最初の賞にふさわしい」と絶賛した。

 高野さんはペンネームで北海道在住の30代女性。執筆活動を始めたのは2年ほど前。好きな作家の瀬尾まいこさんが第7回で大賞を受賞しており、目標にしていたという。式で「年齢の離れた2人の温かい交流を書いた。読んでもらい、大切な人に会いに行ったりしてくれるとうれしい」と話した。

記念写真に納まる高野ユタさん(手前右から2人目)ら=松山市役所で2020年2月14日、中川祐一撮影

 アンバサダーを務めた音楽グループEXILEの白濱亜嵐さんは「どれも面白くてすごくワクワクした。活字離れと言われる中、物語は身近にないといけないと感じた」と話した。

 同賞は1988年に創設され、新人作家の登竜門として知られたが、今回から小説部門が廃止に。4000字以内のショートショート作品の専門賞となり、過去最多となる5628点の応募があった。【中川祐一】

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