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どうやって予防するの?妊娠している人への影響は?…新型肺炎、その心構え

手を消毒する(イメージ)=曽根田和久撮影

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 既に市中で広がっている可能性もある今回の新型肺炎は、どの程度怖がるべきで、日常生活で感染を予防するにはどうしたらよいのか。

 重症化したり死亡したりするリスクは、重症化する他のコロナウイルス感染症よりも低いとみられる。世界保健機関(WHO)によると、2月10日時点の暫定的な致死率は約2%で、2002~03年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の約10%、12年に確認された中東呼吸器症候群(MERS)の約35%を下回った。ただし高齢者や糖尿病、心臓病などの持病がある人は重症化しやすい傾向がある。

 今回の新型コロナウイルスは、感染者のせきやくしゃみ、鼻水や唾液の飛沫(ひまつ)によって広がる。さまざまな場所に触れる手には、特にウイルスが付着しやすい。

感染の主な予防法

 WHOがウェブサイトで紹介している予防法によると、まず推奨されるのはせっけんと水による頻繁な手洗い。明らかに汚れているのでなければアルコールによる消毒も有効で、目や鼻、口にできる限り手で触れないことも重要だとしている。自分が感染している場合に備え、せきやくしゃみをする時は、手ではなく、腕かティッシュペーパーで口と鼻を覆い、使ったティッシュはすぐに蓋(ふた)付きのごみ箱に捨てる。感染者の近くでは、呼吸とともにウイルスを取り込んでしまう恐れがあり、周囲の人とは少なくとも1メートルの間隔を保つのが望ましい、としている。

 犬や猫のようなペットから感染したという報告は現時点ではない。

 マスクについては「予防を保証するものではない」として、自分に感染の疑いがあったり、感染しているかもしれない人を世話したりする時のみ使うよう推奨。不必要な消費や誤用を防ぐための「理性的な使用」を呼びかけている。

 日本産科婦人科学会は、妊産婦が感染した場合の注意点を公表した。SARSなど過去の事例から、妊婦から胎児にウイルスがうつることはなく、妊娠初期に新型ウイルスに感染しても「胎児が奇形となるリスクは考えにくい」と指摘した。産後に感染が判明した場合には個室で隔離し、熱が下がっても3日間程度は授乳を控えるよう求めている。

 一方、妊娠中は免疫機能が低下し呼吸器感染症が重症化しやすく、早産や流産を引き起こす恐れがあると指摘。手洗いや消毒など予防対策の徹底を呼びかけている。【須田桃子、五十嵐和大、信田真由美】

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