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ストーリー

視覚障害者の文字起こし(その1) 一音一語、プロの自負

自宅で、テープ起こしの仕事をする小林直美さん=東京都八王子市で、小川昌宏撮影

 カタカタカタカタ。ノートパソコンのキーを打つ音がリズミカルに続く。野鳥のさえずりが、かすかに聞こえてくるほど辺りは静かだ。東京都八王子市の団地の一室。重度の弱視で障害等級2級の小林直美さん(46)が、録音された音声を文字に起こす作業をひたすら続けている。

 作業テーブルに向かい、ピンと背筋を伸ばして座る。マニキュアの塗られた指先が舞い、黒いスクリーンを大きく白い文字が埋めていく。録音の再生や停止などを足で操作するペダルを時折かちりと踏む。イヤホンから流れる音を正確に聞き取ろうとする表情は真剣そのもの…

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和田浩明

1991年4月入社。英文毎日編集部、サイバー編集部、外信部、大阪社会部を経て2003年10月から08年3月までワシントン特派員。無差別発砲事件、インド洋大津波、イラク駐留米軍や大統領選挙を取材。09年4月からはカイロに勤務し、11年1月に始まった中東の民主化要求運動「アラブの春」をチュニジア、エジプト、リビア、シリア、イエメンで目撃した。東京での中東、米州担当デスク、2度目のワシントン特派員などを経て2019年5月から統合デジタル取材センター。日本社会と外国人住民やLGBTなどの今後に関心がある。

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