メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

昨日読んだ文庫=梯久美子

 今年の大学入試センター試験の国語に原民喜(はらたみき)の「翳(かげ)」が出題された。原は広島での被爆体験を描いた「夏の花」で知られる作家。妻と千葉で暮らしていた時期に材を採った「翳」は、原の研究者や評論家にもほとんど言及されることがなかった短篇で、全集以外で読めるのは『原民喜戦後全小説』(講談社文芸文庫)だけである。

 主人公の妻が贔屓(ひいき)にしていた魚屋の若者が出征する。ニコニコと小まめに立ち働き、近所の人たちに好かれていた彼の悲しい消息が、病を得て亡くなった妻への追憶とともに語られる。

この記事は有料記事です。

残り598文字(全文847文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 次亜塩素酸水 手指消毒の有効性は「未確認」 政府答弁書

  2. 新型コロナ感染者「ゼロ」は岩手、鳥取の2県 理由を探ってみた

  3. 埼玉県も休業要請へ 慎重姿勢転換 大野知事「首都圏一体で対応」

  4. 新型コロナ予防しようと…BCGワクチン接種ミス 成人に“絶対禁止”の皮下注射

  5. 緊急事態 警察「宣言出ていますよ」呼びかけ止まり 外出だけで職質はできず

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです