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今週の本棚・本と人

『佐藤栄作 戦後日本の政治指導者』 著者・村井良太さん

「佐藤栄作」著者・村井良太駒澤大学法学部政治学科教授=内藤絵美撮影

 ◆著者・村井良太(むらい・りょうた)さん

 (中公新書・1000円)

 複数の大臣を務めた元自民党政治家が言う。「佐藤栄作なんてろくな首相じゃなかった」。佐藤政権(1964年11月~72年7月)の時は大学生。連続在任期間が今なお最長の7年8カ月も続いてうんざりした印象は、半世紀たっても拭えないのだという。政治家の評価は業績より、同時代の人気や評判の記憶が根強く尾を引くようだ。

 本書のはしがきも「佐藤栄作はお嫌いですか」と書き起こす。著者は佐藤退陣の72年生まれ。同世代の政治史研究者たちと「後世の史家」の目で、佐藤首相首席秘書官が残した膨大な「楠田実資料」を長年分析してきた。官邸政治の実態を網羅する原資料群から佐藤像を描き直すと、浮かび上がったのはほかでもない、「戦後日本」を完成、定着させた指導者像だった。

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