メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

読み継がれる石牟礼作品 目指すべき「近代」示す 岩岡中正・熊本大名誉教授に聞く

命日に合わせて出版された石牟礼道子さん関連書籍の一部=森園道子撮影

 <日曜カルチャー>

 『苦海浄土(くがいじょうど)』などの著作で知られ、熊本を拠点に活動した石牟礼道子さん(1927~2018年)が亡くなり、10日で2年を迎えた。三回忌に合わせ、追悼文集や遺稿集、晩年の句・画集など関連書籍の出版が相次いでいる。石牟礼さんは作家、歌人、俳人、エッセイストなど、さまざまな顔を持ち、今なお多くの人を引きつけてやまない。「石牟礼さんは思想家であり、時代をさし示す詩人だった」と語る岩岡中正・熊本大名誉教授(72)=熊本市在住=に、今、石牟礼作品を読む意味を聞いた。【上村里花】

 岩岡さんは、石牟礼さんを「時代の最も困難な問題に解決の糸口を提示する真の意味での思想家」と位置づける。言い換えれば、優れた詩人でもある、と。「詩人は、合理的な議論では超えられない部分を詩的直観で示唆する人」と言う。石牟礼さんはまた、他人の痛みを自分の痛みとした「悶(もだ)え神」であったが、これも「詩人的能力」と説く。

この記事は有料記事です。

残り2027文字(全文2440文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 志村けんさん、新型コロナ肺炎で死去 感染判明から1週間 ドリフターズで活躍

  2. たばこを吸っていると新型コロナで重症化しやすいのは本当か 専門家が警告する

  3. 河井案里参院議員、救急搬送 薬を多量に服用

  4. ORICON NEWS 和田アキ子、志村けんさん追悼「本当に残念」 飲み屋での思い出も回顧[コメント全文]

  5. 新型コロナで都市封鎖は実行されるのか 小池都知事「ロックダウン」警告の真意

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです