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支局長からの手紙

松山城の濠 /愛媛

顕彰の銅板を示す藤岡さん=愛媛県松前町の松前総合文化センターで、長谷川容子撮影

 松山市民になって以来、松山城を意識しない日はありません。通勤中も、職場の窓からも、山の上にひょっこり顔をのぞかせるお城が目に入ります。加えて、城を囲む濠沿いは私のウオーキングコース。松山と聞けば、思い浮かぶのは城と周辺の景色です。

 なので、松山城の濠が戦後の一時期、埋め立てられる恐れがあったと聞き、驚きました。その危機を救ったのは、松前町出身の弁護士、岡井藤志郎(1895~1974年)。元県庁マンで、現在は同町文化財保護審議会会長を務める藤岡香市さん(80)の「岡井藤志郎と松山城の濠」と題した講演を通じて知りました。

 藤岡さんが案内してくれた松前総合文化センターには「松山城濠の大恩人 岡井藤志郎先生顕彰記」と刻まれた銅板が飾られています。岡井が進駐軍の干渉を退け、松山市の埋め立て決定を覆して松山城の濠を守ったいきさつが、そこから読み取れます。「濠を守った功績をたたえるものが、濠の近くになくてなぜ松前町にあるのか」と藤岡さん。講演はそんな問いかけから始まりました。

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