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特集ワイド

北朝鮮 金王朝に異変か 正恩氏の叔母、金慶喜氏「復権」の謎

旧正月に顔をそろえたロイヤルファミリー。左から金正恩氏、李雪主氏、金慶喜氏、金与正氏=朝鮮中央テレビから

 平壌(ピョンヤン)ウオッチャーの誰もが驚いただろう。北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の叔母で、2013年に処刑された張成沢(チャンソンテク)元党行政部長の妻、金慶喜(キムギョンヒ)氏が約6年ぶりに姿を現したからだ。夫には「万古の逆賊」のレッテルが貼られたままである。謎めく復権は金王朝「異変」のシグナルか?【鈴木琢磨】

 にわかには信じがたい写真だった。1月26日、朝鮮中央通信が配信した平壌の三池淵(サムジヨン)劇場で開かれた旧正月を祝う記念公演のひとコマである。貴賓席に正恩氏と妻の李雪主(リソルジュ)氏が並び、その左隣に金正日(キムジョンイル)総書記の妹、73歳の慶喜氏がいる。濃紺のチマ・チョゴリ、左胸に金日成(キムイルソン)バッジ、右胸になぜか小さな白いリボンのようなもの。正恩氏の妹、金(キム)与正(ヨジョン)氏はピンクと青の鮮やかなチマ・チョゴリで着飾っている。朝鮮中央テレビが動画を伝えたが、慶喜氏は無表情、与正氏は観衆に応える兄に晴れやかに拍手を送っていた。

 この映像を見た感想を平壌の事情に明るい在日商工人に聞いてみた。「いくら金正日さんの妹とはいえ、夫は反党・反革命分子と断罪された人物、普通なら出てこられないでしょう。しかも極刑を認めた金正恩さんと席を並べて」。別の在日女性は言った。「黒っぽいチマ・チョゴリが気になります。たぶん高級なベルベットでしょうが、旧正月の晴れ着としては、ややひっかかります。葬儀や服喪の女性は髪の毛に白いリボンをつける風習は…

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