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毎日新聞経済面に連日連載の経済コラム。経営者や経済評論家らが独自の視点で、経済の今とこれからを展望する。

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改定NAFTAでのメキシコ=国際公共政策研究センター理事長・田中直毅

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 1月29日にトランプ米大統領は北米自由貿易協定(NAFTA)の改定版の米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)法案に署名し「NAFTAの悪夢に終止符を打った」と宣言した。これで大統領選挙時のNAFTAの再交渉という公約を守ったことになる。

 1994年発効のNAFTAによってメキシコの知識人に積極性が出た。メキシコの報道は麻薬取引やマフィアの暗躍などから、北米全域での供給網づくりとメキシコの占める位置へと焦点が移った。そしてメキシコから米国への鉄道網を通ずる工業製品の搬送量の拡大は、太平洋をまたぐ米中間の貨物輸送の成長率を上回るまでになる。メキシコ市では「先行する中国の背中を見…

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