米海兵隊実弾射撃訓練 砲撃自粛時間後も強行 大分・陸自日出生台演習場
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陸上自衛隊日出生台演習場(大分県由布市など1市2町)で12日から実施されている在沖縄米海兵隊による実弾射撃訓練に異変が起きている。県と3市町が九州防衛局と交わした確認書では午後8時以降の砲撃自粛が盛り込まれているが、米海兵隊は14日に続き、16、17日も午後8時以降の砲撃を強行。同じ年の訓練で3度も確認書を無視したのは初めてで、地元住民から「まるで確認書への挑戦状だ」と怒りの声が上がっている。
実弾射撃訓練は、沖縄県で1995年に起きた少女暴行事件を機に沖縄の基地負担軽減策が議論された結果、日出生台演習場など全国5カ所に分散移転された。日出生台演習場は99年2月の訓練を皮切りに今回で14回目。在沖縄米海兵隊員約150人が155ミリりゅう弾砲3門などを持ち込んで12~21日の日程で訓練する予定だ。
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