国内最高齢のライオンだった京都市動物園(同市左京区)の「ナイル」(雄)が1月31日に25歳10カ月で死んだ。人間で言えば100歳超の痩せ衰えた姿ながら「百獣の王」らしい迫力ある咆哮(ほうこう)を死の前々日まで続け、好きだった屋外へ自ら出て過ごした。担当飼育員の松永雅之さん(51)は「自分もこうありたいと思うような、いい死に方だった」と振り返る。
「動物園中に響くあなたの声は、とてもかっこよかったです。そして、生き方も教えてくれました。尊敬します! 本当にありがとう」。ナイルがいた園舎前に設けられた献花台には、たくさんの花と共に感謝のメッセージが数多く寄せられている。2017年1月に雌の「クリス」が死んで以降、同園でただ1頭のライオンだった。
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