新型肺炎 クルーズ下船開始 やっと日常、でも不安

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 停泊が始まった今月3日から2週間以上。船内には3100人以上が残っているとみられ、“閉鎖空間”で神経をすり減らした乗客らは、下船してようやく日常生活に戻ることになる。

 「私も感染しているかもしれない。(下船しても)家族にうつしてしまわないだろうか」。神戸市の女性乗客(67)は18日、電話での取材に対し、不安を隠さなかった。夫婦ですでに検査を受けているが、女性は「陰性と判定されても実際は感染しているのかもしれない。見えない恐怖感というか、マイナス方向に考えてしまう」と話す。

 乗客は心理的には過酷な状況に置かれていた。外のデッキは許可があれば出られるが、他人とは2メートル以上空けなければならない。手すりも触らないよう注意し、船内移動にはとにかく気を使う。女性は18日朝、3日ぶりにデッキ外出が許可されたが、船内で新たに99人感染というニュースをスマートフォンで見て室外に出るのをやめた。

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