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江戸期から続く石材店の5代目・青木清二さん(66) 「妙の世界」が癒やしに /群馬

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青木清二さん
青木清二さん

 南牧村の山奥で、石を割る金属音がこだまする。江戸時代から続く石材店「青木石材」の5代目。中学卒業後の15歳から、地元の地名から付けられた「椚(くぬぎ)石」の採石と加工を続けて約50年になる。

 椚石は、明治初期に富岡製糸場の鉄水槽を地下で支える石として用いられ、昭和初期に建てられた財務省本庁舎(東京都千代田区)の玄関アーチにも使われた。当時の写真には、祖父が2年かけて採石した椚石を下仁田駅から貨車に積み、東京まで運ぶ姿が残されている。

 地層から隆起した1800万年前の岩肌に穴を掘り、火薬で爆破して採石。石が割れる方向を一瞬で見抜き、トンカチと鉄の矢で、形を整える作業は職人技だ。「自然にできたものは妙の世界がある。これが人間の癒やしになる」と語る。

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