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多文化共生が大事 アンディカ・ディアパリさん(29)=大阪市生野区
宮本武蔵の『五輪書』に感銘を受けて来日したインドネシア出身の青年が、大阪市生野区で外国人と地域住民をつなぐコミュニティー作りに力を注いでいる。多文化共生の意味を込めた「IKUNOサラダボウルプロジェクト」を2017年に立ち上げ、日本語教室や農業体験を継続して開催。「せっかく日本に来て仕事や勉強をしているので、地域の人と仲良くなってほしい」と呼びかけている。
生野区は人口12万7399人のうち、外国人登録者数が2万7960人で約2割を占める。コリアタウンがあって韓国が一番多いが、近年は中国(2639人)、ベトナム(2368人)が増加(いずれも19年9月現在)。夜間の騒音やゴミの分別で地元住民とトラブルになることも多いという。「お互いを理解しないと、同じ地域に住んでいてもデメリットばかりになってしまう」と危機感を抱いたのが、プロジェクトを立ち上げたきっ…
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