
日本のカジノへの参入を目指す中国企業から多額の現金などを受け取ったとして、衆院議員の秋元司被告が収賄罪で起訴され、カジノ解禁の是非が改めて問われている。政府は事業を推進する姿勢を変えていないが、カジノが今の日本に必要な理由はどこにあるのか。誘致を目指す自治体や反対運動の当事者に聞いた。
持続的成長のエンジンに 吉村洋文・大阪府知事
大阪は現在、2025年大阪・関西万博や主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)など日本で最も注目を集める都市の一つだ。しかし、かつての大阪はそうではなかった。大阪府と大阪市の二重行政などにより効果的な行政運営ができず、首都圏に比べて成長が遅れていた。
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