山形のアマ天文家、米天文台の観測協力者に認定 数々の超新星発見で実績

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観測機器を操作する板垣公一さん=山形市内の私設天文台で2019年12月18日、後藤逸郎撮影
観測機器を操作する板垣公一さん=山形市内の私設天文台で2019年12月18日、後藤逸郎撮影

 恒星が寿命を終え爆発して輝く「超新星」の発見で国内最多記録を持つ山形市のアマチュア天文家、板垣公一さん(72)が、米ラス・クンバレス天文台と米カリフォルニア大サンタバーバラ校の研究グループから、アマチュア天文家として初の観測協力者に認定された。板垣さんは2019年秋の協力後にも7個の超新星の確認に成功し、自身の通算発見数を151個に伸ばしている。

 同天文台と同校の研究者らで構成する「高エネルギー突発天体グループ」のアンディー・ハウエル同校教授や、テルアビブ大のヤイヤー・アーカビ教授らが、超新星発見の実績が高く、海外の天文研究者と共著も多い板垣さんに協力を依頼。超新星を見つけたらすぐに、ハワイやオーストラリアにある同天文台の天体望遠鏡で自動的に分光観測できるよう、板垣さんに設定してもらうことにした。

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