メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

特集ワイド

こんな時代こそ文学を 黄犬(キーン)忌を前に 養子・誠己さんとしのぶ

ドナルド・キーンさんの一周忌を前に、書斎で思い出を語る養子のキーン誠己さん。着ているのは、お気に入りだった形見のセーター=東京都北区で

 いつもより早い春の訪れが、「先生」のいない月日の重みをいや応なく感じさせる。世界的な日本文学研究者、ドナルド・キーンさんが96年の生涯を閉じて、24日で丸1年。好んで用いた漢字の署名に由来する「黄犬(キーン)忌」を前に、養子の誠己(せいき)さん(69)と共に先生が残した言葉を今一度かみしめ、込められたメッセージの意味を考えたい。【中澤雄大】

 私は10年来、キーンさんの取材を重ねてきた。東京都北区の西ケ原にある自宅マンションを訪ね、相対する度に背筋がピンと伸びたものだった。文豪・夏目漱石は「こころ」で<私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「先生」といいたくなる。筆を執っても心持は同じ事である>と書いた。私も同じ心境であり、キーンさんを「先生」と呼ばせていただきたい。

この記事は有料記事です。

残り2524文字(全文2862文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ブルーインパルス飛行「プロセスはどうでもいい」 経緯明かさぬ河野防衛相に疑問の声

  2. ブルーインパルス都心飛行「私が指示」 河野防衛相がブログで明かす

  3. 「ウイルスある程度まん延」専門家が読む北九州の現状 他都市も再燃警戒

  4. 「花火を見て元気になって」 新型コロナ終息願い、各地で“サプライズ”打ち上げ

  5. 北九州市、無症状の濃厚接触者にもPCR検査 感染確認急増に影響か

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです