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やる気レシピ

なぜ「うんこ」に子どもはひかれるのか 「うんこ漢字ドリル」作者の古屋雄作さんに聞く

インタビューに答える古屋雄作さん=東京都港区で2020年2月13日、根岸基弘撮影

 例文のすべてに「うんこ」という言葉を使った漢字ドリルなど小学生・幼児向けの「うんこドリルシリーズ」(文響社)が話題を集めています。2017年の発売以来、累計発行部数は49種類で566万部超。文響社には保護者から「初めて子どもが机に向かって勉強してくれた」などと感謝の声が寄せられているそうです。なぜ「うんこ」は子どもを引きつけるのか。作者の古屋雄作さんに聞きました。

 ――うんこ漢字ドリル誕生のきっかけを教えてください。

 ◆20年近く前ですが、一人で「うんこ川柳」というネタをひたすら作っていました。上の句はすべて「うんこが」か「うんこを」。例えば、「うんこがうじうじ悩みます」とか「うんこをぶりぶり漏らします」とか。アイデアが次々と浮かんできて800ぐらいは作りました。それで2015年ごろに、中高時代の同級生だった文響社の山本周嗣社長から本にしないかと打診があり、紆余(うよ)曲折を経て漢字ドリルになりました。

 ――なぜうんこに目をつけたのですか。

 ◆僕は映像ディレクターとしてお笑い系のDVDも作っていますが、結局一番シンプルであり、笑いの原点というのは「うんこ」だと思うんですよ。「うんち」でも「ウンコ」でもだめ。圧倒的に「うんこ」です。一番マヌケな感じがするのもいいし、なんといってもオーラがあります。

 ――私の息子もうんこドリルを夢中でやりました。なぜ子どもは「うんこ」にひかれるのでしょうか。

 ◆大人から「それは口にするな、言うな」と最初に規制される言葉だからだと思います。抑え込まれると逆に言いたくなる。反骨心ですね。うんこドリルは「うんこ」を解放したんです(笑い)。

 ――例文づくりで工夫した点を教えてください。

 ◆小学1~6年で習う漢字は1006字あります。1字につき3本の例文を作るので3000本以上必要です。それプラス1000本ぐらい考えましたが、食べる、臭いといった不快感を与える言葉は使わないようにルールを決めていました。もちろんギリギリセーフのものもあります。例えば、「火」の例文だと「火であぶったうんこをどうぞ」。「食べる」とは書いていない、野球でいえば内角ぎりぎりを突いたというところです(笑い)。ある程度踏み込まないと子どもも飽きてしまいますから。

 ――子どもを引きつけるためのコツは何ですか。

 ◆切り口の多彩さとワクワク感を途切れさせないことですね。次にどうい…

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