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人生は夕方から楽しくなる

俳優・寺島進さん 北野武監督から刺激 「てっぺんをとる」胸に

普段から電車に乗ると聞いて驚くと、「昔ほど自意識過剰じゃないからね」=東京都千代田区で、梅村直承撮影

 スクリーンで見せる、すごみのある演技にべらんめえ調。おっかなびっくり会ってみると、なんともシャイで気取らない人柄にぐぐっと親近感が湧く。生まれは東京の下町、深川。実家は畳屋を営み、職人に囲まれて育った。演劇殺陣集団「剣友会」に入り、アクションの道へ。デビュー作は名優・松田優作さんが初めてメガホンを取った映画「ア・ホーマンス」(1986年)。松田さん本人が演技を気に入り、抜てきした。

 「役者を志す扉を開けてもらった。でも俺、褒められてばかりじゃなく、怒られたこともありますよ」。それは芝居の稽古(けいこ)を見てくれた時だった。「洗面所でうがいをガラガラ、ペッてやったのね。そしたら、松田さんが『おい寺島、そんな下品なうがいするんだったら、トイレに行ってこい』って。稽古場は神聖な場所だと教えていただきました。とても優しい人だし、気遣いがこまやか。大スターなのに、後輩を育てる気持ちを…

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