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鳥羽水族館(鳥羽市)は20日、尾鷲市沖の熊野灘で、節足動物の仲間のシダムシの新種2種を発見したと発表した。日本で見つかったシダムシの新種は約90年ぶりといい、うち1種の学名に「トバスイ」(鳥羽水族館)の名前が付けられた。
2種は、和名「ユミヘリゴカクノシダムシ(学名、デンドロガステル・トバスイイ)」(幅4ミリ~67ミリ)と、同「ヤマトイシダタミノシダムシ(同、デンドロガステル・コマツアエ)」(幅46ミリ)。
シダムシはエビやカニと同じ節足動物の仲間で、すべての種類がヒトデの内部に寄生。2015年10月、同水族館が定期的に実施している水深200メートル以上の熊野灘の底引き網で採集した3種のヒトデの体内から見つかったという。同水族館学芸員の森滝丈也さん(50)と、水土舎(川崎市)の斉藤暢宏研究員(52)、広島大大学院の若林香織准教授(38)の共同研究で新種と判明。2月15日に日本動物分類学会の機関誌のウ…
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