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人間性磨く成長の場
高校野球の審判歴は50年になる。米子工時代は捕手。22歳で京都から米子にUターンして数年後、当時の審判委員長に請われ、再びグラウンドに立つようになった。「野球は教育の一環」という思いで続けてきた。
生徒にとっては、3年夏の最後の試合に負けてからの人生のほうが長い。「野球を通じて人間性を磨き、野球をしていて良かったと思える人生を歩んでほしい」と考える。だから県内に限らず、勝利優先のように映る最近の高校野球には疑問も感じている。
試合中、生徒に直接注意することもあるが、試合後や大会前の打ち合わせなどの場面で部長や監督に気づいたことを指摘する。「煙たいと感じる指導者もいると思う。でも生徒のためだから」とやめるつもりはない。
約50人の審判に求めるのもまず人間性だ。「最低限の技量は必要だが、生徒に尊大な態度を見せるのは許されない」。技量だけならセンバツに派遣する審判より上の人はいるという。委員長就任後、自己申告ながら試合前に飲酒を含む健康チェックを始めた。審判である前に社会人として自らを律するためだ。
「走姿顕心(そうしけんしん)」「先心後技(せんしんこうぎ)」。大会中には球場の審判控室に手製の標語を貼るようにした。「選手に全力疾走を求めながら、審判がだらだらした姿を見せられますか」と強調する。
優勝チームの選手が人さし指を立ててマウンド付近に集まる。よくある光景だが、やめさせた。敗者への敬意だけではない。「試合の終わりは整列して『ゲーム』『ありがとうございました』のあいさつ」だからだ。
鳥取城北には春の甲子園初勝利を期待する以上に「マナーや動きなどで鳥取のチームは素晴らしいと印象づけてほしい」と願う。
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