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ノムさんこと、野村克也氏が亡くなった。最近の家族と過ごしている時の柔らかな表情、まったく抜けない関西弁のイントネーションが父の晩年の面影と重なり、何とも言えない親近感をテレビなどを通じて感じていた。
プロ野球とビジネスで世界は違うが、恵まれない環境から、自分の頭で考え行動することで逆境をはね返していった人生についても父と共通点があったように思う。もちろん父の業績はノムさんの偉業に及ぶべくもないが、日本社会の常識や固定観念について、客観的に観察し、それを時に小ばかにしながら論理的かつユーモラスに少年時代の私にたびたび解説してくれたことは、経営人としての私…
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