タナゴは生きていた! ブラックバス駆除で国内4例目の「自発的再生」 宮城

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下流側のため池で捕獲されたタナゴの稚魚=伊豆沼・内沼環境保全財団提供
下流側のため池で捕獲されたタナゴの稚魚=伊豆沼・内沼環境保全財団提供

 希少な淡水魚、タナゴ(コイ科タナゴ属タナゴ)が、外来魚のオオクチバス(ブラックバス)を駆除した宮城県栗原市内のため池で確認されたと、伊豆沼・内沼環境保全財団(栗原市)のグループが報告した。外来魚に食べられて絶滅したと考えられていた淡水魚が、駆除後に人の手による放流ではなく「自発的再生」したのはこれまで、大崎市のシナイモツゴなど国内で3例しか報告がないという。【山田研】

 同市で15日に開かれた伊豆沼・内沼研究集会で、麻山賢人研究員が発表した。タナゴはかつて、関東以北の本州の太平洋側に広く分布していた。しかし、埋め立て、水質汚濁など環境の悪化に加え、「特に深刻な影響を与えたバスの侵入」(麻山研究員)で減少。主要な生息地だったラムサール条約登録湿地、伊豆沼・内沼では、バスが1970年代から見られるようになり、96年に急増。一方、タナゴは2006年を最後に伊豆沼・内沼…

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