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高校図書館司書が選ぶイチオシ本 1位はブレイディさん著書 軽やかに多様性の難しさ描く /埼玉

受賞作を手に持つ木下通子・浦和第一女子高校図書館司書(左から2人目)、正田幹・新潮社ノンフィクション編集部編集長(同3人目)ら=埼玉県桶川市のさいたま文学館で

 「司書大国」の埼玉で、10回目となる「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本」が発表された。有志118人が2019年に自分で読んだ本の中から投票し、1位にはブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」(新潮社)が断トツの支持を集めて選ばれた。【山越峰一郎】

 受賞作は、英国南部の元底辺中学に進学した息子が、人種や格差によるいさかいをひょうひょうとくぐり抜ける姿を保育士だった著者が描いたもの。本屋大賞のノンフィクション本大賞や、京都や神奈川でも司書による賞を受賞している。青春小説のような軽やかな筆致で読みやすいが、多様性の難しさなど社会の厳しい断面を切り取っている。

 投票した司書からは「若い世代がこの本と出合うことで、お互いを認め合い、理解し合おうとする社会が生まれたらいいなあと思っています」などの推薦理由が寄せられた。ブレイディさんからも「若い人に読んでもらいたいので(受賞は)ありがたい」とのメッセージが寄せられた。

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