8月に開幕する東京パラリンピックを前に、夏季大会各競技を紹介した「わかる! 応援できる! パラスポーツ事典」が出版された。監修した大阪体育大学客員教授の高橋明さん(68)は「小中高校生向けに分かりやすく解説した。学校の図書室や地元の図書館に置いたり、授業に活用してもらいたい」と話している。
1974年に国内の草分け的施設として「大阪市長居障がい者スポーツセンター」(同市東住吉区)が開館した際、高橋さんはスポーツ指導員として働き始めた。それ以降、長い間普及活動に尽力してきた。パラリンピックでは5大会で日本選手団の監督、コーチを務めた。
今年は夏の東京大会が近づいたことで、これまでにない関心の高まりを感じているという。一方、「実際に試合を観戦した人は少なく、ルールも十分浸透していない」と感じている。「今こそ各競技の特徴や面白さをさらに理解してもらい、ファンの増加や競技の定着につなげたい」と考え、2019年11月の出版に協力した。
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