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世界的シンクタンクの男女格差を示す指数で、日本は156カ国中120位。生きやすい社会をつくるために必要なものは?

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国際女性デー2020 聖マリアンナ医大入試不正 女性差別なお認めず 「一律減点」に証拠

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「性差別にNO!」を掲げ、研究者や国会議員ら多くの人が参加した聖マリアンナ医科大への抗議集会=東京都千代田区で2020年2月12日午後6時45分、牧野宏美撮影
「性差別にNO!」を掲げ、研究者や国会議員ら多くの人が参加した聖マリアンナ医科大への抗議集会=東京都千代田区で2020年2月12日午後6時45分、牧野宏美撮影

 3月8日は女性の社会参加を促すために国連が定めた「国際女性デー」。今年は日本政府が掲げた「指導的地位に占める女性の割合を30%に」という目標の達成年にあたります。日本の現状を見つめ、性別にかかわらず生きやすい社会をつくるために何が必要か、さまざまな声から考えます。

 医学部の入試で女性や浪人生が不利に扱われていたことが相次いで発覚した問題で、聖マリアンナ医科大(川崎市)は1月、「性別などによる差別的取り扱いが認められる」とする第三者委員会による報告書を公表した。ところが、大学側は「意図的ではない」と不正を認めず、文部科学省が再説明を求めるなど異例の事態となっている。同大への抗議集会が東京都内で開かれたほか、インターネット上で署名活動が広がるなど批判が高まっている。【牧野宏美】

 「女性差別は巧妙に隠されている。聖マリアンナの不正が発覚したのも、たまたま第三者委が資料を発見したからだ」。不正入試で被害を受けた元受験生らを支援する「医学部入試における女性差別対策弁護団」の角田由紀子弁護士は今月12日、参院議員会館であった抗議集会で力を込めた。参加者からは「開き直れると思っている大学の姿勢に怒りを覚える」(同大に謝罪を求める署名活動をネット上で始めた女性)などと批判が相次いだ…

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