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世界の見方

貧困対策、制度格差改善を 楊立雄 中国人民大学教授

楊立雄・中国人民大学教授

 中国政府が2015年から本格推進してきた貧困脱却戦略によって、19年末には農村の貧困人口は551万人に、人口に占める比率は0・6%まで下がった。20年末までに貧困脱却の政府目標は順調に達成されるはずだ。

 だが、中国の農村部から貧困がなくなるわけではない。中国農村部の貧困線は、国際水準よりも低く設定されている。さらに一部の極貧地域、高齢者や障害者の貧困は構造的に発生しており、一時的なサポートで脱却しても再発してしまう。

 言い換えれば、中国農村部の貧困は、個人よりも制度の問題から生まれている。しかし、政府の貧困対策は諸制度には目を向けず、貧困家庭に補助金を投下して手っ取り早く解決しようとしているようにみえる。

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