2015年8月、正規ルートでトルコに渡った総勢26人の一行は、事前に連絡を取り合った過激派組織「イスラム国」(IS)関係者が手配した密航あっせん業者の支援を受けてシリアへ密入国した。7人は国境周辺でトルコの当局者に見つかり強制送還されたが、シャラフィナ・ナイラさんら19人は徒歩で国境を越えてIS支配地域に入った。
たどり着いたのはシリア北部の街、ラッカだった。当初はISに賛同する外国人として歓迎されて住居が与えられ、男女別の建物で、欧州などから渡ってきた女性らとの共同生活が始まった。しかし、ナイラさんは想像と現実の差を直ちに思い知らされた。水回りは不潔で、ののしり合う声が昼夜無く響く。「清潔さや平和が大事だと説くイスラムの教えとは全く違う」
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