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100年カンパニーの知恵

住友商事/上 不動産中心から事業拡大

設立当時の大阪北港本社=住友資料館提供

 <since 1919>

 「夢を抱き、その夢の実現のために私たち一人一人が行動を起こし、あくなき挑戦を続けていくことをここに誓おう」

 東京都江東区の東京ビッグサイトで昨年11月28日、「住友商事100周年記念式典」が開かれた。兵頭誠之社長は、集まった約5000人の社員にこう呼びかけた。

 住友商事の源流は、住友財閥の15代当主、住友吉左衛門を中心に1919(大正8)年に設立された「大阪北港」にさかのぼる。大阪港北側の農村地帯を開発し、港湾や工業地帯として造成するための企業だった。戦前は、隣接地域を含む長期の開発事業、不動産経営で大阪港、大阪市の発展に貢献した。

 45年、日本の敗戦に伴い、連合国軍総司令部(GHQ)は「財閥解体」を指示。住友財閥の最後の経営トップとなった住友総理事、古田俊之助が踏み切ったのが、商事会社の設立だった。目的は、復員したり海外から引き揚げてきたりするグループ社員の保護と職の確保だったが、不動産業が主だった企業の殻を破ることにつながる。

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