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詩歌の森へ

塚本邦雄賞の誕生=酒井佐忠

 塚本邦雄生誕100年となる今年、塚本邦雄賞(短歌研究社主催)が誕生した。古典詩歌を知り尽くした上での現代短歌の巨匠である塚本の偉業をたたえ、「短歌という文学の可能性を広げ、深化させ得た短歌歌集作品とその作者を顕彰する」(同賞告知)のがねらい。対象は第2歌集以降というのも実力歌人の将来性を見据えた条件で、これまでの賞にはない特色だ。短歌の多様性が目立つ現在に、果たして第二の塚本が生まれるのか注目される。

 第1回の選考委員は、坂井修一、水原紫苑、穂村弘に小説家の北村薫が加わる。坂井には『鑑賞・現代短歌 塚本邦雄』の著書があり、塚本作品を「もっとも新しい古典」と位置づける。その上で、上滑りな新しさを狙うのではなく、「時代と人間を芯のところからとらえなおすような、しっかりとしたしなやかな作品」(「短歌研究」1月号)を望んでいる。さらに、新しい世界をのぞむ深い思索と、自由な情動がきらめく歌集を期待してい…

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