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国策の町

玄海原発との半世紀 議論を忘れた絆 /佐賀

九電との仕事を振り返る片山さん

 抗がん剤治療の影響か、玄海町今村の片山義孝(73)は顔が少しむくみ、室内でも帽子をかぶっていた。「多発性骨髄腫。でも平均年齢まで生きればいいけん」と言って片山は笑った。

 昨年3月に病気が分かり、40年以上続けた事務用品卸売店を閉めた。店を始めた当時、九州電力玄海原発は既に稼働し、片山は町内の有志で商業事業組合をつくった。「俺ら力ば弱いけん団結しようって。でも九電さんは一切受け付けんかった。交渉に負けないということかな」

 片山は間もなく組合を解散し、個人名で九電と交渉すると仕事はすぐに回ってきた。後に視察した東北電力女川原発がある宮城県女川町などには納品組合があった。片山は言う。「玄海町だけですよ、こんな個々の店舗が野放しにされて電力会社と付き合っているのは」

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