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にほんでいきる

外国からきた子どもたち 孤立深め詐欺関与 コロンビア出身、被告の男 拙い日本語、職失い

留置場で書いた反省文の下書き。漢字を覚えるため、手書きのメモを作り何度も書き直したという

 「もう一度、社会でやり直す機会を、与えていただけないでしょうか」。2020年1月、特殊詐欺に関与したとされたコロンビア国籍の被告の男(26)は、東京地裁で開かれた裁判で祈るように訴えた。弁護側は「日本語が分からず詐欺と気付かなかった」と主張したが、検察は「特殊詐欺は公知の事実」として懲役5年6月を求刑した。来日15年。裁判や関係者の証言からは、日本社会の中で孤立を深めていった被告の姿が浮かぶ。【堀智行】

 被告の名はマイケル。日本人男性と結婚した母親に呼び寄せられ、05年ごろに千葉県の小学5年に転入した。放課後に習う日本語は上達せず、同級生にからかわれ続けた。

 中学になると、いじめがエスカレートした。同級生に促されるままにコンセントに差し込まれた2本のシャープペンシルの芯を触ると、全身に電気が走った。大笑いする同級生ら。「日本語が話せず先生にも伝えられない」。悔しくて涙があふれた。仕事に追われる両親と1歳上の姉には心配をかけたくなくて、相談できなかった。

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