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春到来 ナニワの街に おすもうさん

春到来 ナニワの街に おすもうさん

 ナニワの街に春の到来を告げる大相撲春場所は3月8日、エディオンアリーナ大阪(大阪市浪速区)で初日を迎え、15日間の熱戦が繰り広げられる。23日には「相撲列車」と呼ばれる新幹線で力士、行司らが一斉に大阪入り。計45の各部屋は大阪を中心に宿舎を設置した。24日には新番付も発表され、各部屋で稽古(けいこ)が本格化した。稽古風景を見学できる部屋もあり、普段は「お江戸」でしか見る機会のない「おすもうさん」に会える絶好のチャンスだ。

■各部屋の宿舎案内

 荒磯親方(元横綱・稀勢の里)が所属する田子ノ浦部屋は2019年から尼崎市の園田競馬場に宿舎を構える。日本中央競馬会の小牧太騎手が同じ鹿児島県出身の縁で、田子ノ浦親方(元前頭・隆の鶴)に紹介した。荒磯親方の現役時代に付け人を務めた元三段目・淡路海が厩務(きゅうむ)員として働いている。


元小結・旭豊の立浪部屋宿舎は、初詣、朱塗りの反橋(通称・太鼓橋)で有名な住吉大社の境内にある。


 宿舎は寺社や支援者の敷地などが一般的だが、元横綱・大乃国の芝田山部屋は格安な宿泊費で外国人などに人気のユースホステルを利用。長居公園内にあり、稽古場も園内の長居相撲場を使っている。


 力士や部屋の後援者を意味する「タニマチ」。これは、明治時代に大阪の谷町筋で病院を開業していた医師の薄恕一(すすき・じょいち)氏が好角家で、力士を無料で診察したことが由来とされる。稽古の機会が少ない下位力士のために病院の中庭に土俵も作ったという。谷町筋には元大関・朝潮の高砂部屋があり、春場所では近畿大出身の朝乃山が大関取りに挑む。


 奈良には優勝5回の人気大関だった元魁皇の浅香山部屋のほか、元大関・雅山の二子山部屋(桜井市)、元関脇・寺尾の錣山(しころやま)部屋(大和高田市)などが宿舎を構える。

■新型ウイルスの余波

 「うめきた場所」など中止 JR大阪駅に隣接する大型複合施設「グランフロント大阪」(大阪市北区)で3月1日に予定されていた体感イベント「うめきた場所・本番」中止が決まった。春場所に合わせて、2017年から行ってきた催しで、今年は大関・貴景勝らも参加するはずだった。

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    文・大東祐紀 グラフィック・立川善哉