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平和をたずねて

昭和の戦争を語る/58 荒天の特攻艇訓練=広岩近広 /大阪

 水上特攻艇「震洋」は高速モーターボートだった。米軍の上陸用舟艇に体当たりして撃沈を狙う特攻兵器で、艇首に250キロの爆薬を取りつけている。「震洋特攻隊」に所属した岩井忠熊さん(97)に語ってもらった。

※   ※

 岩井忠熊さん 震洋艇は長さ5メートルの1人用と7メートルの2人用があり、速力は27~30ノットです。自動車のエンジンを使ったベニヤ板製なので、大量生産が可能でした。海軍は米軍の本土上陸を阻止するために、上陸用の輸送船や舟艇を攻撃する兵器として、「震洋」に期待をかけたのです。

 航海学校で訓練を受けてきた私たちにしたら、震洋艇は簡単な構造なので操法や航法はさほど難しくありません。小艇のため風波や潮流などの影響を受けやすく、気象の変化には注意しました。また夜襲が基本なので、夜間訓練が重視されます。夜間となると手旗信号が使えないので、懐中電灯の点滅を利用したモールス信号でした。

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