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プーチンのロシア

プーチン氏の大統領就任を前に、ロシアを取り巻く課題や状況を分析する。

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統治20年への思い/1 「憲法改正」くすぶる批判 力による抑圧続き

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ロシア憲法の冊子を手に持ち、プーチン大統領が提案する改憲に反対する人たち=モスクワで1月19日
ロシア憲法の冊子を手に持ち、プーチン大統領が提案する改憲に反対する人たち=モスクワで1月19日

 1月19日、モスクワ。寒気が肌を突き刺す市街地を、人々がロシア憲法が書かれた冊子を掲げて行進していた。その4日前の演説でプーチン露大統領が提案した憲法改正に反対する声が相次ぐ。「プーチンはこの国を北朝鮮のようにしようとしている。金正恩(キムジョンウン)(朝鮮労働党委員長)のように半永久的に権力を握るつもりだ」。参加したセルゲイさん(40)が語気を強めた。

 憲法改正は、2024年に任期満了を迎えるプーチン氏が、大統領退任後も権力を維持する布石ではないかとみられている。諮問機関である国家評議会に強い権限を与える提案。自らがトップの議長に就き、「院政」を敷くとも推測されているからだ。だが、モスクワのデモ参加者は約1300人にとどまり、憲法改正への反対運動が大きなうねりを起こす気配はない。

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