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いきものと生きる

侵略的外来種などの研究で知られる五箇公一さんが生き物に関するあれこれをつづります。

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野山に潜むマダニにご用心=五箇公一

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ニュージーランドの動物園で売っていたマダニのおもちゃ。ピンを接着して、ピンバッジとして愛用している=五箇公一さん提供
ニュージーランドの動物園で売っていたマダニのおもちゃ。ピンを接着して、ピンバッジとして愛用している=五箇公一さん提供

 最近マダニという吸血性のダニにかまれた人が病気になって死に至るというニュースを目にする機会が増えている。特に「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」と言われるウイルス性の新興感染症の患者数が2012年以降増え続けている。これまでに500人近い患者が報告されており、うち70人が死亡している。単純計算で死亡率14%という、極めて致死率の高い感染症と言える。

 マダニはSFTS以外にも、「日本紅斑(こうはん)熱」や「ダニ媒介性脳炎」という重症化リスクの高いウイルス感染症を媒介する。これらの病気による患者数も最近、増加傾向にあることが示唆されている。その背景に人間とマダニの遭遇確率が高まっている可能性が考えられる。

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