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男の気持ち

父と過ごした日々 北九州市八幡西区・前田裕司(非常勤講師・63歳)

 15年と25日。これは父と私が共に過ごした年月である。遠い昔のことだが、あまりにも短いためか、かえってその思い出は色濃く、鮮やかである。

 父は石工の仕事で家族を支えてくれていた。雨の日だけが休日という屋外の過酷な労働の中で唯一の楽しみは酒だった。仕事帰りに酒屋に寄って一杯ひっかけるのが好きだった。だが、一杯で終わることはまれだった。

 私が小学校低学年の頃、ほろ酔いかげんで当時流行した「雨の外苑、夜霧の日比谷……」を歌いながら自転車を上手に操る父の姿は近所でも有名だった。

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