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「桜を見る会」考

首相の「好き放題」の背景こそ問題 「長期政権の緩み」でない「桜」の真相探る

「桜を見る会」の問題点について、「権力の多元性が失われたことが私物化の一因」と指摘する重田園江・明治大教授=東京都千代田区で2020年2月19日、江畑佳明撮影

 国会審議が荒れている。安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を巡って質疑が続いているものの、招待者の詳細や前夜祭の収支など、疑問点が一向に明かされないことが一因だ。明治大の重田園江(おもだ・そのえ)教授(政治学)は「『桜を見る会の規模が膨張したのは長期政権の緩みが原因だ』という批判は少し違うのではないか」と主張する。緩みではないとするなら、いったい何が――。【江畑佳明/統合デジタル取材センター】

 ――「桜を見る会」の問題点を何だと考えますか。

 ◆自身の支持者を税金で接待するという「税金の私物化」や、前夜祭での政治資金規正法違反の疑い、公文書管理のあり方など、多岐にわたる問題はもちろん、解明されねばならないと思います。そのなかで私は、桜を見る会への招待者が年々増加した点に注目しています。第2次安倍政権発足後初めて行われた桜を見る会は2013年でしたが、この時の出席者は約1万2000人でした。それが19年には約1万8200人に大幅増加しました。首相の後援会からの大量参加や、首相夫人の昭恵氏推薦枠などが明らかになっていますが、「首相が好き放題できるようになった背景には…

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江畑佳明

大阪府寝屋川市生まれ。1999年入社。山形支局を振り出しに、千葉支局、大阪社会部、東京社会部、夕刊編集部、秋田支局次長を経て、2018年秋から統合デジタル取材センター。興味があるのは政治、憲法、平和、ジェンダー、芸能など。週末は長男の少年野球チームの練習を手伝う。

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