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“棚橋ワールド”野党憤慨 「静粛に」441回、退席に「またサボる」 解任決議否決

衆院予算委員会で「桜を見る会」を巡る公文書管理の問題について自身の答弁で質疑が止まり、事務方と協議する北村誠吾地方創生担当相(奥左)。手前は野党議員と協議する棚橋泰文委員長=国会内で2020年2月6日午前10時28分、川田雅浩撮影

 「静粛に」が441回、抗議退席の野党には「また、サボるんですか」――。27日の衆院本会議に提出された棚橋泰文衆院予算委員長の解任決議案で、野党側は棚橋氏の委員会運営への不満をぶちまけた。ただ、政府・与党の想定通り、2020年度予算案は2月中に衆院を通過して年度内に成立する見通しで、棚橋氏は「仕事」を果たした形だ。

 「解任の理由は100でも200でも言えますが、大きく分けて五つあります」。27日の本会議で、決議案の趣旨説明に立った立憲民主党の本多平直氏はこう切り出した。与党席からヤジが飛ぶと「(200の理由を)『言えよ』というなら、言ってもいいんですよ」と挑発。大島理森衆院議長から「不規則発言には答えないでやってください」と注意を受けたが、その後もたびたびヤジに応酬しながら演説を進めた。

 「最初に変だと感じたのは異常にゆっくりとした話し方です。自民党の皆さんにも『棚橋ワールド』を堪能していただきたい」。ゆっくり演説を始めた本多氏は「解任すべき理由」を時系列で連ねていった。

 2月3日 「桜を見る会」前日に安倍晋三首相の後援会が主催した「前夜祭」を巡り、首相しか答えられない質問で高市早苗総務相を指名

 2月4日 選択的夫婦別姓で野党議員が「首相の思い」を質問したのに、森雅子法相を指名

 2月12日 野党議員の質問終了直後、首相が「意味のない質問だよ」とヤジを飛ばした際、近くにいたのに「私は聞いていない」

 2月18日 予算委理事会で野党議員の理事の発言中に、鉛筆で机をたたく「どう喝まがい」の行為

 2月19日 政府側の答弁が「矛盾している」として一時退席した野党側に「また、サボるんですか」

 また、予算委では棚橋氏が両腕を広げて手のひらを前に向けながら「静粛に」と言う場面が目立ったが、本多氏は「『静粛に』が441回あった」と紹介。▽不公正な委員会運営▽不公正さが露骨▽審議を妨害する過剰介入▽重要課題の審議・問題解決の妨害▽安倍政権による「民主主義の破壊」に加担--の5点を挙げ、「歴代予算委員長の中でも最悪とも言える。与党内の心ある議員の賛成を心からお願いする」と演説を締めくくった。

 これに対し、反対討論に立った自民党の堀内詔子氏は「与野党の主張に耳を傾け、公正かつ中立な見事な采配」「正義感にあふれ、心配りある運営」と棚橋氏を擁護。「予算審議をいたずらに政局化し、十年一日のごとく党利党略に走る野党の姿勢には疑問を呈…

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