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トランプ米大統領は26日、ホワイトハウスで記者会見し、新型コロナウイルスについて「米国民への感染リスクは依然低い」と述べる一方、「米国内で感染が拡大したとしても我々は準備ができている」と強調した。株価の続落を受け、国内経済や社会活動への影響を最小限に食い止めたい狙いとみられる。だが、トランプ氏の発言には専門家の見解との食い違いもみられ、不安払拭(ふっしょく)につながるかは不透明だ。
トランプ氏は「早期段階からの対応が効果を上げている」と自賛。例年のインフルエンザによる死者・患者に比べ、コロナウイルス感染者は「はるかに少ない」と強調した。
米疾病対策センター(CDC)は25日、国内での感染拡大は避けられないとの見解を示しているが、トランプ氏は会見で「不可避とは思わない」と発言。また、新型コロナウイルスのワクチンを「かなり早期に開発できる」と述べた。
だが、同席した国立衛生研究所の担当者は「最短で1年から1年半かかる」と訂正した。
大統領選へ経済影響懸念
11月の大統領選での再選に向け好調な景気をアピールしてきたトランプ氏としては、経済への影…
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