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声をつないで

「分かりやすい敵はいない。変えたいのは、女性嫌悪」フラワーデモが目指すものとは 北原みのりさん

フラワーデモを呼びかけた北原みのりさん。「おかしいと思うことにおかしいと声を上げることは間違っていない、と伝えたかった」と語る=東京都文京区で2020年1月29日、中川聡子撮影

 被害者はずっと語りたかったのだ、私たちはなぜその声に耳を傾けてこなかったのか――。性暴力に抗議する「フラワーデモ」の呼びかけ人で作家の北原みのりさんは、この1年をかけ全国のデモに足を運ぶ中で、そうした問いを突きつけられたという。そして、性被害をどう報じてきたのか、報道機関の姿勢にも疑問を投げかける。人々が寄り添い、痛みを分かち合う場が全国に広がるという新たな市民運動は、どのようにして作られたのか。北原さんが考える「フラワーデモの成果」とは。【中川聡子/統合デジタル取材センター】

 ――フラワーデモを始めた経緯を教えてください。

 ◆そもそもの始まりは、(女性や浪人生が不利に扱われた)東京医科大の入試差別問題でした。(出版社エトセトラブックス代表の)松尾亜紀子さんとツイッターなどで呼びかけて、2018年8月3日、東京医大前で抗議集会を開き、それをきっかけに何人もの元受験生から相談が寄せられました。今、その一人で東京医大、順天堂大、昭和大の3校に損害賠償を求めている元受験生の訴訟支援をしています。そこで「被害者本人が真っ先に…

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中川聡子

2006年入社。千葉支局、東京・社会部、生活報道部を経て、統合デジタル取材センター。性差別を追った年間連載「ガラスの天井」取材班として、16年貧困ジャーナリズム賞。19年にも「児童扶養手当の資格確認を巡るスクープ報道」で同賞を受けた。ジェンダーや家族、格差に関わる問題を中心に取材している。

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