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「共働きなのにパニックだ」 突然の一斉休校、保護者ら衝撃 収入は、子の安全は…

小学校の玄関先に掲示された臨時休校を知らせる張り紙=北海道北広島市で2020年2月27日午後0時59分、竹内幹撮影

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、全国の小中高校を週明けから春休みまで臨時休校にするよう要請する考えを安倍晋三首相が27日表明した。「共働きなのにパニックだ」。突然の方針発表に、保護者や教育委員会の関係者に衝撃が広がった。

 「夫も働いているのに、どうしよう」。秋田市の団体職員、進藤碧(みどり)さん(36)は小1の長女(7)と幼稚園児の次女(4)、保育園児の三女(2)がいる。公務員の夫は仕事を休めず、自分も休めるか分からない。休校になった場合、子どもをどこで預かってもらうか未定だ。仕事を休めても時給制のパートだから収入に直結する。「生活もかかっているのに……」とこぼす。夫の転勤に伴い、4月から東京都内に引っ越す。長女の学校が休校になれば、28日が友人に別れを言う最後のチャンスになる。「子どもは悲しむと思う」と語った。

 埼玉県ふじみ野市に住む看護師の女性(34)は小3の長女(9)、保育園児の次女(2)を会社員の夫と育てている。「子どものことを考えると休まなくちゃいけないけれど、休めるだろうか……」と困惑する。勤務先は県内の総合病院。感染が疑われる症状を申告する患者には隔離室で対応しており、その分多くの人手が必要になる。「小学生の子どもを育てる同僚もいる。ただでさえ十分な職員がおらず1人休むだけで厳しい。職場が回るだろうか」と心配した。

 東京都の自営業の女性(47)には、中3から小3まで計3人の息子と娘がいる。仕事の自由は多少利くものの、休校中の子どもの昼食の準備などが大変だ。「こういう状況なので休校は仕方がないが、子どもたちが家にこもっていられるだろうか」と不安がる。

 首相の方針表明前に、29日からの全市立学校の臨時休校を決めた大…

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