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記者の目

東京一極集中にあらがう 地方から挑戦、武器は独自性=若狭毅(長岡支局)

小千谷織物同業協同組合の新作発表会。織物作家たちは伝統のうえに「冒険」を重ねる=東京・日本橋で2019年12月13日、若狭毅撮影

 12年前のこと。人事異動で2年間勤務した盛岡支局を離れるとき、私は当欄に「やりがいの実体、豊かな暮らしとは」(2008年4月11日)を書いた。東日本大震災が起きる約3年前のことだ。ふるさと岩手を離れる若者が増えていた。盛岡市で暮らした体験を基に、地方で暮らす豊かさを語った。そう言いつつ、自分は東京へ帰っていった。今また、2年暮らした新潟県を出て、東京圏に戻ろうとしている。「もっとここで仕事をしたい」と思っているのは、岩手のときと同じ。違うのは、新潟にとどまる方策を真剣に考えていることだ。

 新聞各紙は今月1日、人口の「東京一極集中加速」を報じた。総務省の人口移動報告によっている。新潟県の転出超過は顕著で、日本人の転出者が転入者を8162人上回り全国最多。このワースト記録を地元紙・新潟日報は「東京の人口供給地」と嘆いた。

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