トイレットペーパー買い占め相次ぐ 新型肺炎の影響巡りデマ 熊本で

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トイレットペーパーやティッシュなどの紙製品が店頭からなくなった「下川薬局さくらまち店」=熊本市中央区桜町で2020年2月27日午後6時58分、清水晃平撮影
トイレットペーパーやティッシュなどの紙製品が店頭からなくなった「下川薬局さくらまち店」=熊本市中央区桜町で2020年2月27日午後6時58分、清水晃平撮影

 熊本県内の小売店でトイレットペーパーの買い占めが相次いでいる。「新型肺炎の影響でトイレットペーパーがなくなる」といった情報がツイッターなどで拡散したためとみられるが、製紙業界団体はその情報を「デマ」と否定。ただ、買い占め現象は全国で熊本だけとみられ、業界団体などは「なぜ」と首をかしげている。

 熊本市中央区の「下川薬局さくらまち店」では27日夕からトイレットペーパーやティッシュペーパーを買い求める客が突然増え、約1時間で売り切れた。西村友孝(とものり)副店長(45)は「マスクは供給が止まっているが、トイレットペーパーはそんなことないのに」と目を丸くするばかりだ。

 ツイッターには「アルコール、マスク品薄に続き『今後はトイレットペーパーの不足が予測されている』とのことです」といった書き込みや、商品がなくなった店の写真の投稿が相次いだ。その一方で「トイレットペーパー品薄はデマ。だまされないで」と呼びかけるコメントも多数投稿されている。

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